韓国のバスで尻もちをついた話（１）

ある日、いつものように大学からバスに乗って家に帰る時でした。

ボーっとしてバスに乗っていた私。降りようと思って立ち上がったら運転手が（ありえないくらいの）急ブレーキを…。

幸い尾てい骨は打たず、左のお尻を強打した感じ。すぐに立ち上がれたし大したことないかなと思い、家に帰ってその日はアイスパックで冷やしてうつぶせで寝た。

次の日、

いつも通ってる韓医院に行って(いつもはお腹に鍼を打ってもらっている)ついでにお尻に鍼打ってもらった方が良いかどうかを先生に聞いてみることに。

そしたら、もちろん鍼を打った方が良い！と言われ、見せたらあざがひどかったので『けっこうひどいねー』って感じ。そして、

最初にちゃんと血を抜いたり？しておかないと広がってしまい長引くとのこと…。鍼を打ってもらいながら、なんでこうなったのみたいな話になって、転んだって言ったら、雨降ってないのになんで転んだの（笑）って言われたので

バスの運転手の危険な運転（急ブレーキ）のせいで転んだ、という話をしたら

えええ、その考えはなかった…さすが韓国（笑）しかし、それを聞いた時の私の感想、

『めんどくさ……』 （笑）

韓医院て、交通事故の後遺症で通う人がものすごく多い。それだけ韓国で交通事故が多いんだろうけど…笑　さすが韓医院の先生、色んなケースを見てるんだろうなぁ…。

尻もちついただけだと思ってたのに警察とか…どんどん大事(おおごと)になっていく…。てか、バスの中でケガしたのが交通事故として処理されるの知らなかった（笑）でも韓国のバス運転かなり荒いし、本当に頭打ったりとかしたら危ないと思う。気抜いたらケガする…

治療が終わった後も繰り返し、

バス会社はヤクザだから（笑）、保険にしようとしてくれないかもしれないから、もしだめって言われたら警察に通報しちゃいなさいって言われた（笑）警察がなんとかしてくれるからって。激しいな笑

でも、数か月通ってる韓医院だから話しやすいし色々心配もしてくれたので、本当にありがたかった。

家に帰って、めんどくさいなぁと思いながらも、一応電話で問い合わせてみることに。

警察なんて電話したことないよーと思って調べてみたら、緊急ではない場合の『通報相談（신고 상담）』の番号を見つけたので、そっちに電話してみることに（韓国の人、何でも警察に通報しちゃうから分けたのか…？）

この写真がわかりやすくて、面白かった（笑）左が通報相談、右が緊急犯罪の通報

110番に電話し、コールセンターの女性と通話。

バスでケガしたのが事故処理になるか聞きたくてと簡単に説明。地域を聞かれて、大邱ですと答えると、大邱の地域の相談電話を紹介してくれたのでそっちに電話することに。

聞いた電話番号をネットで検索してみたら、『120달구벌콜센터』なる、大邱市のコールセンターでした。今見たら日本語相談もあるじゃん（笑）

当然、乗ったバスの路線と時間帯を話さなくてはいけないですが、ここで問題が。

バス路線、いつも乗る路線が複数あるからどれに乗ったのか危うい…笑

路線番号も似てるので紛らわしいし（例えば132と137と172、みたいな感じ）、大学から家までだいたいどのバスも通るからいつも来たバスに乗っちゃう。

みたいな曖昧な説明をして（笑）、バス会社と直接話してみてくださいってなって、バス会社の電話番号を教えてもらう。

案内してくれたバス会社に電話して、また同じように説明したら、その時間帯はうちじゃないぜ、と言われる。

同じ路線のバスでも、時間帯によって運営してるバス会社が違うらしい。知らなかった…。

無愛想な男の人だったからちょっと怖かったけど、その時間帯のバス会社名と電話番号を聞きだし、そっちに電話することに。(ちゃんとその後ネット検索もして番号正しいか確認）

バス会社は最初女の人が出て、またバス路線と時間帯を確認してくれた。ここの会社で合っていたみたい。（でももし乗ったバスが違うバスだったらどうしようという不安感が常にある）

事故処理の担当者に代わってくれるとのことで、男の人に電話を代わる。

簡単に内容だけ伝えたら、すぐに

とあっちから言われて、びっくり。

昨日の時点で、この時かなり危険だったという話を運転手と事故担当者でしていたらしい。カメラの映像も既に見ていた（見ながら電話してた？？笑）っぽい（恥）

実は、あんまり話聞いてくれないかなぁとか、確認するのめんどくさがられるかなぁとか、外国人だって言うとなめられるかなぁと思って、外国人だって言ってなかったけど、

と名前を聞かれたので、電話で伝えるの難しいかなと思い『あのー私外国人なんですけどー、～～です』って言ったら、『はぁ？！外国人なんですか？！』って感じで驚かれて面白かった（笑）